お神札にまつわる母の話

 神社で授かるお神札。我が家でも神棚にお祀りして毎朝手を合わせている。お神札はひとつふたつとは数えず、一体、二体と数える。それは神様が宿っているからだとおもう。私の母親が体験したお神札にまつわる話をひとつ。ある日うちの母親が居間でTVをみていた時、急に足に激痛が走った。締め付けられるような痛み。立って歩くこともままならず這いずるようにして部屋を出た。居間の横は玄関。母親はそこで罰当たりな光景を目にする。廃品回収に出すため束ねられた新聞紙の上に無造作に置かれたお神札。そしてあろうことかその上に靴が置かれていたのだ。(なんでそうなった!)

母はすぐさま靴を退けた。そうしたら、あら不思議。先ほどの激痛が嘘のように消えたのだ。母は神様が足の痛みを与えることで罰当たりな状況を教えてくれたんだわと言っていた。私もそう思う。お神札は神様の分身なのだろうな妙に納得した。



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